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とにかく気まぐれに書きたいことを書くブログ。
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さて、本日は武蔵村山市三ツ藤 1-119-11にある喫茶店「風香」のご紹介。以前紹介した「アイス工房ヴェルデ」の少し先にあるこのお店、交通の便こそ悪いですが(と言うか武蔵村山方面は大抵そうでしょう。電車の駅と言うものがろくに存在しませんし)、自転車やら車やらバスやらを使ってわざわざ行ってみるだけの価値は確かにあります。 まずは店内。いかにもいい意味で趣味でやっているんだろうなと言う感じの、木の色の調度品のたくさん並んだ、川と林を臨む暖かで居心地のいい場所でした。スペースの広さも適度に小ぢんまりしていてすごくのんびり出来ます。こう言う店は、趣味でやってる方が経験上最低水準が高いと思います。技術レベルはもちろん人によって差があるにしても、趣味のことには人間なかなかケチらず、きちんと質にこだわるからです。それが食事の質であれ、もてなしの質であれ、ね。 そして肝心の飲食。まずは珈琲ですが、このお店のブレンド、苦味が実に心地よいものです。舌の上に残る苦味ではなく、すっとさっぱり引いてくれる爽やかな苦味。酸味もないタイプで、飾り過ぎていない料理との相性は抜群でした。 次にケーキと軽食なのですが、これがびっくりするほどの低価格&高品質。まず単純故に品質のばらつきが激しいアップルパイを頼んでみましたが、きちんとした材料を使って普通に自分で作っている人だけが出せる優しく香ばしい味。パイ皮のバターとか林檎の香りは香料じゃごまかし切れず、店の材料レベルをしっかり教えてくれるものです。いいアップルパイを見つけるのって実はなかなか難しいものなんですが、ここのは特A級に指定していいものでした。なのに値段は……行ったのは少し前のことでちょっとあやふやですが、ケーキ類1切れ300以下だったはずです。あり得ん。お土産にも買って行きましたが、家でも好評でした。 最近寒くなって来たので、自転車でまた一度行ってみようかと思っています。冷え切った体をあの店内に引きずり込んだらどんなに気持ちいいだろう、とそう思える店だったからです。交通に多少の難があっても、一度行ってみて損はないと思いますよ。混んでいると言うこともまずありません、web上でもあまり情報の出ていないお店ですから。まあ武蔵村山近辺は交通的な問題からして無理も(ry PR
この間、とても悲しいことがありました。
知ったばかりの良いお店が、数日後には閉店の予定だったのです。 今では閉店してしまったそのお店の名前は「鳥ぎん」、祐天寺の釜めし屋さんでした。 あれは、立地が悪すぎたのかなあ……何せ商店街の一番端っこで駅とは反対側、しかもビル内店舗でかつ看板も目を引くものではなく。私も、事前の情報がなければ気付くことはなかったでしょう。 しかしながら、見た目は目立たなくともその味は記憶に長く残しておくにふさわしく、こうして記録に残しておくことにしました。 まず頼んだのは五目釜めしと鳥の煮物でしたが、何がいいって下ごしらえと基本の調理が本当にしっかりしていることでした。 五目のそれぞれにつけられた下味は濃さは完璧、辛くもなくくどくもなく、しかしご飯に隠れてしまうこともなく。それに、うまみも一辺倒ではありませんでした。ご飯と具が一緒の味つけになってしまわず、具のそれぞれに別の下味が染みこませてあったのだと思います。また、それぞれ適度に固さも残してあり、ご飯の歯ざわりの絶妙なアクセントでした。 そして火の通し方も見事の一言。鳥の煮物の大根は芯すら残さず出汁をしっかり含んでいて、なのに煮崩れなど一切なく、かと言って柔らかすぎることもなく。「固さ」を歯に感じさせながらもそれが歯に抵抗と感じることがない、何とも言い様のない絶妙な加減でした。 この真面目な仕事ぶりと、食べていてわかる材料の真っ当さからこれはと感じ、メニュー内に見かけた焼き鳥(正肉)も追加注文してみました。するとこれが、滅多にないほどいい鳥肉。何と言っても肉の甘味が違いました。また、焦げ目部分がこってりしすぎることもなく、たれの焼き鳥としては信じられないほどすっきりした後味。炭火で焼くと時に煙の香りや焦げて濃縮された味つけがこってりし過ぎると感じることがありますが、全くそんなことはありませんでした。 ご主人夫婦の人当たりもよく、初顔の私がちょっと話しかけてもしっかりと相手をして下さり、完全に満足したお店でした。ちなみに値段の方も、「もっと高くてもいいかも」と感じるくらい。 ああ、あんなお店があの一度きりとは何と悲しい……その記憶が薄れてなくならないよう、せめてここにこうして書きとめて残しておきます。 ……と言うばかりでは、「お前の思い出話なんぞ聞きたくないわ、これじゃ情報として役に立たないじゃんよヴォケ」と言われそうですので追記。実はこの祐天寺、一部では非常に有名なカレー屋「ナイアガラ」を初め、ちょこちょこと名店が隠れています。自分の足と嗅覚を頼りに休日歩いてみると非常に面白い場所ですよ。
さて、本日は神田連雀町の「近江屋洋菓子店」をご紹介。
まず、この店に言いたいことがひとつ。けしからん! いやー、今どき値上げもせずに、タルト一切れ210円で材料も味もまっとうだとか、もうちょっと値上げしても全然バチ当たりませんよ?それでいて店内は常に清潔が保たれて居心地良く従業員もいい人ばかりで、飲み放題500円を頼んだらカウンターの向こうで100%果物だけミキサーにかけて作っているのが見える果物ジュース数種類にバナナミルクにチョコミルクに紅茶に、おまけにボルシチ飲み放題って無茶苦茶もいいとこです。むしろあれで経営が成り立つのかといつも心配なくらい。 日曜日以外にはパンも売っているのですが、ポテトサンドやピロシキがまた素晴らしい。特にピロシキなど、皮と中身の割合が2:8を確実にオーバーする素晴らしい中身の入り具合に加えて味も非常に良い。油っこくはあってもぎとぎとしてないし。 洋菓子の方では、果物の酸味とタルト部分の味の調和をうまく保っているタルト類もいいですが、一番のお薦めはやはりアップルパイ。林檎と皮の味のバランスは見事の一言、かつ皮だけでもバターの香り高く、よく焼けていて文句なし。 大通りに面しながら積極的に探さないとうっかり見落とす飾り気のない出入り口のこのお店ですが、住所を探して行ってみるだけの価値はあります。この店のあり得ない商売、きっと皆さんの度肝を抜くでしょう。 ただし、大勢でぞろぞろと行き過ぎないようにご注意。人が多すぎると失われる良さと言うのも、また確かにあるものですから……。
たまたま情報を見かけ、気になったので行ってみました。
写真で見た店のつくりの感じから、「ここは当たりか!」という感じがぴーんと来たのです。 場所は東京都武蔵村山市三ツ藤1-80-3、自宅から微妙に遠くて駅も近くにはなく、ちょっと行きづらい場所でしたが、そこは根性。たぶん財布の中身が消える理由の半分くらいが食べ物関係なのは伊達じゃない。 えー、結論から言うと非常にレベル高かったです。高原の牧場でよく売っている搾りたて牛乳のソフトクリーム、あれに負けないくらいのレベル。店主が牧場主でもあるらしく、自家牧場の牛乳を直接使っているそうですから不思議なことではありませんが。 そして、ミルク以外の材料もそれぞれ産地が明記され、どれも間違いなくしっかりした品でした。量もたっぷり使っていると見え、どれも乳脂と糖分以外にしっかりした味があります。果物系アイスではクリームの味よりも爽やかさかや酸味や果物の旨味が強いほどで、かぼちゃアイスでは舌に少しざらついたほどです。かぼちゃプリンもそうですが、かぼちゃ菓子のあのわずかなざらつきは好きだと本当にたまらない……。 今のところ六種類制覇してみましたが、店舗に畑が併設してあったブルーベリーは言うまでもなく、えだまめやわさびなんかも意外なお薦めです。いいえだまめの旨味はしっかりしていて、クリームの味をかき消されずにしっかりと受け止めて……うん、次も喰うか。 さて、ここまで書いてきたような高級な素材からしてお値段も高いかとお思いでしょうが、実は1人前250円で済んでしまいます。サイズのほうは、公式HPがありますのでそちらでお確かめ下さい。別に大きくはないですが、小さくもないごく普通のサイズです。これくらいの量があって250円なら、素材吟味系のアイスの値段としては経験上むしろ安いほうだと思います。質の方も今まで食べた中では最上位クラスですし。ちなみに、お持ち帰りせずに食べて行くと320円でダブルが出来ます。 公式で通販もやっていますので、遠くてとても行く気にならない方も一度試してみるといいかと思います。もっとも、ひと家族ぶんくらいの量では商品の値段と同じくらい送料がかかってしまうのが何とも悔しいところですが……商品が商品だけにクール便必須ですのでしょうがありません。多少の距離なら、車か電車で自ら行ったほうがたぶんお得でしょう。ちなみに私は、この熱い中でお土産を持って帰るために車で行きました。電車で行く場合は、近くに全然駅がないので、東大和なりモノレール上北台あたりからバス亭に移動して武蔵村山病院前行き、そこからちょっと歩き……が実際的ルートかな。
さて、ずっと行ってみたかったのですが、休日には営業していないためなかなかタイミングの合わなかった銀座の洋食屋「煉瓦亭」とうとう行って参りました。基本的に私の食べ物遍歴の始まりはかの「鬼平」や「剣客商売」の池波正太郎さんのエッセイによるもので、池波さんがよく立ち寄っていたこの煉瓦亭にはぜひ一度行ってみたかったのです。ただ彼を尊敬するからその好みを追いかけたいと言うのではなく、彼が「店主がしっかりした仕事をしている」と考えた店については行ってもけして「間違いがなかった……」からなのです。
基本的に池波さんの食に関するエッセイは食のことだけを語っているのではなく、その題材に絡めて彼の生きてきた時代のことや、人の心の動きと言うものについて実に深く語っています。伊達に激動の時代を生き抜いて、舞台や小説と言う職人の世界で鍛え上げられてきたわけではなく、彼の人を見る目は本当に確かだと思います。中でも食事に関しては、本人が自分で家事をしっかり出来て、台所のことに含蓄があるせいももちろんあるでしょう。そして、店主さえしっかりしているなら、その店はまずくなるわけがないのです。 彼の足元にも及ばぬほどの食事経験しかない私でさえ、店の構えや内装を見るとその時点で、期待できる店かそうでないか、ほんの少しですが本能的に予測がつきます。その予測が外れたことは、今のところあまりありません。店を建てる際に「こんな風に見せたい」という考えが入っている以上、逆に言えば経営者が望むものは何なのか、どんな客を目当てにしてどのくらいの熱意でやっているか、などという情報が外見からある程度わかるのだと思います。そして、店主を見られればその出す料理の推測も多少ながらつくと言うものです。 話がずれてきましたが、そんな池波さんのよく行っていた店のひとつならば期待も高まろうと言うもの。入って、まずは彼と同じように子牛のカツレツ……ではなく、何となく食べたかったポークカツを。オムライスやハヤシライスにしようかともだいぶ悩みましたけどね。 結論から言うと、いい仕事でした。肉もしっかり厚みと柔らかさ、そして肉汁が十分にあり、衣も心地よいサクサク感。そして、「カツ」と言うより「カツレツ」な、おそらくこれが洋食らしいと言えるのであろうどこか懐かしげな味。何より、だいぶ大きなカツでしたのに、全部食べても全然胸に来ませんでした。いい油を使わなければこうはなりません。下手な店でカツを食べると、てきめんに胸焼けが出ます。 ひと皿だけしかまだ食べていませんのでこの辺にしますが、ハヤシライスとオムライスを制覇しにまた行ってみるつもりは満々です。わりと近くに同じく故人のよく行った「たいめいけん」もあることですし。 |
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